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雑記2020.09.02
論文という名のツイートを、今日も書く。
私は仕事をしながら博士課程に在籍している。
いわゆる社会人ドクターだ。
仕事をしながら論文を書いていると、なんでお金にならないことにこんなに苦労してるんだと思う瞬間もなくはない。
それでも純粋に研究に向き合えることはこの上ない喜びである。
論文はお金にならない。
(むしろお金を払う。狂ったシステムだぜ。)
それなのになぜ論文を書くのだろう。
それはツイートみたいなものなんじゃないだろうか。
つまりは衝動だ。
ツイートすることに目的なんてない。……と思う。
ただ感じたことを、思わず、衝動的に書いてしまう。たぶん。
ちなみに私はTwitterアカウントを作ったは良いが、衝動が起こらないのでただのボットと化している。
まあそれも悪くないだろう。ピューウ♪
さて、そんなことを考えていると、自分の論文なんてサイエンスの長い歴史から見ればタイムラインに埋もれてすぐ流れてしまうんだろうな、なんて思った。
切ない。
それでもたった1ツイートに何ヶ月も時間を掛ける。
そんな刹那さが良いのだと思う。
もしかしたらバズるかもしれない。
数年後に誰かが掘り起こしてくれるかもしれない。
いや正直そんなことは望んでいない。
こちらから求めることでもないだろう。
自分の信じたことを全身全霊を込めてただツイートするだけだ。
それだけでいい。
その営みにこそ価値がある。
だから私は、論文という名のツイートを、今日も書く。